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    • 経営/組織運営/デザイン
    2020.02.27
    • 経営/組織運営/デザイン
    幸福感が労働生産性を高めることを解明

    本研究成果のポイント 従業員の勤務中の幸福感が従業員の労働生産性を高めることを解明しました。 就業環境の改善が組織の利益にもつながる可能性が示されたことにより、「働き方改革」の効果的な推進が期待されます。   概要 広島大学大学院社会科学研究科 角谷快彦(かどや よしひこ)教授らの研究グループは、ラオス人民民主共和国の単純作業を行う工場での実験により、従業員の勤務中の幸福感が従業員の労働生産性を高めることを明らかにしました。   発表論文: Emotional Status and Productivity: Evidence from the Special Economic Zone in Laos 著者: 角谷 快彦、カン ムスタファ、ワタナポンヴァニッチ ソンティップ、ビンナガン パンチャポン 掲載雑誌: Sustainability DOI番号 https://doi.org/10.3390/su12041544 (登録申請中) https://www.mdpi.com/2071-1050/12/4/1544 (現在左記にて閲覧可)   背景 現在、日本の「働き方改革」等、各国で従業員のための職場環境(労働環境)の改善が社会の大きなテーマになっています。そのなかで、労働環境のどのような改善が企業にとってメリットとなるかわかっておらず、改善がなかなか進まない要因とも言われています。なかでも従業員の就業時の感情(幸福、怒り、リラックス、悲しみ)が労働生産性にどのように結びついているかはほとんどわかっていませんでした。   研究成果の内容 今回、研究グループは従業員の感情の推移を記録しながら、彼らの労働生産性の変化を分析しました。具体的には、TDK株式会社の生体計「SilmeeW20」(図1)を用いて労働者の心拍のゆらぎを計測し、その数値から日本電気株式会社が開発した「NEC感情分析ソリューション」を用いて幸福・怒り・リラックス・悲しみの感情ステータスを算出しました(図2)。そしてその間の労働者の労働生産性を測り、労働者の感情が労働生産性にどのように結びついているかを変量効果モデルを用いて分析しました。労働者は労働生産性の計測を可能にするため、ラオスのサワンナケート経済特区で日本向けのプラスチック玩具の色付けをする工場のライン作業員から無作為で15人を抽出し、各自が何個の人形に色付けができたかを労働のアウトプットとして用いました。実験は3日間行い、労働者の年齢、性別、学歴、職歴、通勤時間等をコントロールして分析を行いましたが、結果として労働者の幸福感が労働生産性を高めていることがわかりました。その他の感情は生産性に有意な影響はありませんでした。   このことから、雇用主は従業員が幸福と感じる職場環境(労働環境)を提供することが従業員の労働生産性の向上、ひいては組織の利益につながることが示唆され、職場マネジメントの研究に勤務中の従業員の感情というフィールドを拓くことができました。   今後の展開 今回の結果はあくまで単純作業を行う労働者を対象とした結果であり、すべての職種に同様に当てはまるとは限りません。また、被験者が意図せず、かなり女性に偏ってしまった(15人中14人)ため、結果が女性の特性に影響された可能性も残ります。今後は、男性の被験者を増やし、また感情、特にストレスが高いとされる別の職種で同じような実験を行うことで、結果の適用性をさらに検証することが求められます。   参考資料 図1. 実験で用いた生体計。腕時計のように装着して使用する。   実験で用いた生体計 図2. 被験者の感情ステータスの時系列。緑色は幸福、赤は怒り、黄色はリラックスの感情を示す。下の青い棒は被験者の時系列の会話の量を示す。横軸が時系列で縦軸がその時間帯での感情および会話量を示す。なお、灰色の箇所は中立の感情もしくは体動による機器の接触不良等で計測できなかった時間帯を示す。   用語説明 Silmee W20:TDK株式会社のウェアラブル式生体センサ https://product.tdk.com/info/ja/products/biosensor/biosensor/silmee_w20/index.html NEC感情分析ソリューション:日本電気株式会社の感情分析 https://jpn.nec.com/embedded/products/emotion/index.html   報道発表資料(184.77 KB) 論文掲載ページ (MDPIページに移動します) 広島大学研究者総覧 (角谷 快彦 教授) 広島大学大学院社会科学研究科社会経済システム専攻ホームページ   【お問い合わせ先】 広島大学大学院社会科学研究科 教授 角谷 快彦 TEL: 082-424-7274 E-mail: ykadoya*hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください)

    • 健康/スポーツ
    • 経営/組織運営/デザイン
    2018.08.16
    • 健康/スポーツ
    • 経営/組織運営/デザイン
    “幸福感”は年収の高さに依存するのか? ~心理的傾向「マインドフルネス」の影響を初めて解明~

    本研究成果のポイント 一般に収入の高い人の方が、幸福感が高い傾向にあります。しかし「マインドフルネス」という心理的な傾向の高い人は、収入の多い少ないに関わらず、高い幸福感を感じていることを大規模な調査によって解明しました。 「マインドフルネス」傾向はトレーニングで向上させることもできます。今回の結果は幸福にいたる多様な道筋があることを示唆しており、ワークライフバランスや過労の問題など、働く人の多くが直面する問題へのよりよい解決の糸口につながることが期待されます。   概要 広島大学大学院総合科学研究科の杉浦義典准教授と杉浦知子特別研究員との研究グループは、「マインドフルネス」傾向と呼ばれる、自分の経験を言葉にあらわすのが得意であったり、自分の経験に批判的にならないような人は、年収の多い少ないに関わらず幸福感が高いことを明らかにしました。   収入が多い人の方が、幸福感が高い傾向があることは、すでに多くの大規模な研究データで示されています。本研究では、収入が幸福感に影響する人と影響しない人がいるのではないか、さらにその違いは、マインドフルネスと呼ばれる心理的な傾向の違いによるのではないかと考えました。   20歳から60歳までの、社会人734名のデータから、マインドフルネスの傾向の高い人は収入の多少に関係なく常に幸福感が高く、低い人では収入が多い人の方が幸福感が高いという結果が得られました。本研究ではじめて解明されたことは、収入に関係なく高い幸福感をえられる人がいて、その人たちはマインドフルネスの傾向が高いということです。   今回の研究では、マインドフルネスの高い人と低い人を比べています。しかし、マインドフルネスは自分の呼吸にゆっくりと注意を向ける、といったトレーニングによって高めることも可能です。働き過ぎや経済格差が問題となっている現代社会で、幸福になるための新しい道筋が示唆されたといえます。   本研究成果は、スイス科学誌「Frontiers in Psychology」のオンライン版に掲載されました。 図自分の体験を批判的に見ない人は収入と関係なく幸福感が高い(赤い点線)。横軸が年収、縦軸が幸福感です。年収は右にいくほど多いことを示しています(対数変換しているので横軸の数字は金額そのものではありません)。縦軸は上にいくほど幸福感が高いことを示しています。   論文情報 掲載誌: Frontiers in Psychology 論文タイトル: Mindfulness as a Moderator in The Relation Between Income and Psychological Well-Being 著者: 杉浦義典1、杉浦知子1, 2 1. 広島大学大学院総合科学研究科 2. 日本学術振興会 DOI番号: 10.3389/fpsyg.2018.01477   報道発表資料(259.12 KB) 論文掲載ページ(Frontiers in Psychologyに移動します) 広島大学研究者総覧 (杉浦 義典 准教授)   【お問い合わせ先】 広島大学大学院総合科学研究科 ​准教授 杉浦 義典 TEL: 082-424-6573 FAX: 082-424-0759 E-mail: ysugiura*hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)

    • 経営/組織運営/デザイン
    2021.05.11
    • 経営/組織運営/デザイン
    人間の視覚特性に基づく環境デザイン

    目標・狙い 人間の視覚特性に基づいて画像や映像がもたらす快・不快感の程度を予測し、安全で好ましいデザインを提案できる手法の開発 環境光の変動に伴う視機能や見え方の変化を理解し、最適な視環境を確保する照明環境の実現   概要 画像や映像など視覚情報に起因する快・不快感情や、環境光への順応が人の視知覚に与える影響について、心理実験や生体反応(特に瞳孔反応や眼球運動)を利用した研究を行っている。   研究事例 ①不快感をもたらす点滅光の特徴と視覚特性の関連についての研究 水面を反射する日の光や切れかかった蛍光灯のちらつきなど、点滅光は時に不快感を喚起し、人によっては光過敏性発作といった深刻な症状を引き起こす。本研究では、健常者を対象とし、不快に感じられやすい点滅光の特徴(時間周波数・振幅・位相)とそれに関与する視覚特性を明らかにした。   ②環境光の明るさ・視機能・見え方の関係性についての研究 日常で遭遇する環境光の明るさは10^11(千億)という広い範囲で変化しており、錐体と桿体という2つのシステムがその変化に対応している。本研究では、環境光の明るさに応じた視機能とその時の運動の見え方(運動知覚)の関係を定量的に評価し、錐体と桿体が同時に機能する薄明視(明け方や夕暮れ時などの薄暗い状況)において運動知覚が特異的に変容することを明らかにした。   想定される市場・製品・産業分野 デザイン・広告 住宅・住宅設備・インテリア 屋内・屋外照明 → 実環境をシミュレートした実験室実験を行い、 画像や映像がもたらしうる不快感やリスク(頭痛・めまい・光過敏性発作)を予測することで、最適な視環境の確保に向けた照明の照度・配置、デザイン等の提案や評価を行うことができる   化粧品 → 化粧を施すことで実際に見た目がどれほど変化するかを定量的に評価することができる。例)目が大きく見える製品の開発や施術の提案において、どれくらい効果があるのかを心理物理学的な手法で数値化することができる   特許 特許5875621好感度操作装置、方法及びプログラム 特開2025-089266有彩色フリッカの不快感評価方法及び不快感評価装置   論文 Yoshimoto, S., Iizuka, H., & Takeuchi, T. (2025). Visual discomfort and chromatic flickers. Vision Research, 226, 108520. Yoshimoto, S., & Hayasaka, T. (2022) Common and independent processing of visual motion perception and oculomotor response. Journal of Vision, 22(4):6, 1–20. 吉本 早苗(2021)フリッカによる不快感と視覚特性心理学評論 和崎 夏子, 竹内 龍人, 吉本 早苗(2020)地下鉄路線図の探索における視線パターンに対する色情報の影響VISION, 32, 93–106. Yoshimoto, S., Jiang, F., Takeuchi, T., Wilkins, A. J., & Webster, M. A. (2020) Visual discomfort from flicker: Effects of mean light level and contrast. Vision Research, 173, 50–60. Yoshimoto, S., Jiang, F., Takeuchi, T., Wilkins, A. J., & Webster, M. A. (2019) Adaptation and visual discomfort from flicker. Vision Research, 160, 99–107. Yoshimoto, S., Garcia, J., Jiang, F., Wilkins, A. J., Takeuchi, T., & Webster, M. A. (2017) Visual discomfort and flicker. Vision Research, 138, 18–28. 吉本 早苗(2017)不快感に関する視覚の時間特性基礎心理学研究, 36, 75–84. Yoshimoto, S., Okajima, K., & Takeuchi, T. (2016) Motion perception under mesopic vision. Journal of Vision, 16(1):16, 1–15. Yoshimoto, S., Uchida-Ota, M., & Takeuchi, T. (2014) Effect of light level on the reference frames of visual motion processing. Journal of Vision, 14(13):6, 1–28. Yoshimoto, S., Imai, H., Kashino, M., & Takeuchi, T. (2014) Pupil response and the subliminal mere exposure effect. PLoS ONE, 9(2):e90670, 1–8. Yoshimoto, S., & Takeuchi, T. (2013) Visual motion priming reveals why motion perception deteriorates during mesopic vision. Journal of Vision, 13(8):8, 1–21.   外部資金の獲得状況 2020年4月〜2024年3月 日本学術振興会 科学研究費補助金 若手研究「視覚情報に基づく快・不快感の生成機序:心理物理実験と脳活動計測による検討」 2017年4月〜2020年3月 日本学術振興会 科学研究費補助金 若手研究(B)「心理実験とMRSによる視覚的不快感に関する研究」 2013年4月〜2016年3月 日本学術振興会 科学研究費補助金 特別研究員奨励費「心理物理実験とシミュレーションによる薄明視下の視知覚変容に関する研究」   研究者からのメッセージ 人間の視覚情報処理に関する実験心理学的研究を行っており、ものの見え方や印象を定量的に測定・評価する技術を有しております。上記の研究や関連分野にご興味をお持ちいただきましたら、ぜひご連絡ください。   研究者 吉本早苗(YOSHIMOTO SANAE) 広島大学 大学院人間社会科学研究科 助教

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