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    2025.11.14
    • 宇宙
    ブラックホールに落ち込むプラズマの構造が明らかに! ― NASAの気球に世界最大の日本製の望遠鏡を搭載―

    本研究成果のポイント 1. ブラックホールの極限環境を、X線(硬X線注1)観測では新しい「偏光注2」という手法から解き明かしました。 2. 気球搭載型望遠鏡 XL-Calibur(エックスエル-カリバー)注3 により、地球からおよそ7000光年離れたブラックホール「はくちょう座 X-1 (Cygnus X-1)」注4からの15-60 keV(1.5-6万電子ボルト)の硬X線を観測しました。 (YouTube動画「NASA XL-CALIBUR Launch」で検察 NASA XL-CALIBUR Launch) 3. 日本製の世界最大のX線集光ミラー注5などにより、従来よりも20倍も高い感度で観測データを取得することに成功しました。 4. これまでブラックホール周辺にコロナ(高温のプラズマ領域)が存在することが知られていましたが、その形状を決定できる観測結果がありませんでした。今回のXL-Caliburの観測結果は、直径125 kmのブラックホールの中心から2000 km以内で明るく輝くコロナが、ブラックホールから数十億kmにわたって噴出する巨大なプラズマジェットと垂直方向に整列している(伴星から奪った物質が落ち込む円盤に沿って平べったい構造をしている)ことを示します。 5. 本研究成果により、ブラックホール近傍のコロナプラズマの構造を制限することができ、ブラックホール近傍の物理過程の理解に重要な手がかりを提供しました。   概要 広島大学大学院先進理工系科学研究科の高橋弘充准教授、大阪大学大学院理学研究科の松本浩典教授、JAXA宇宙科学研究所の前田良知助教、愛媛大学大学院理工学研究科の粟木久光教授らを含む気球搭載型望遠鏡 XL-Calibur国際研究チームは、ブラックホールに物質が落ち込む前にどのように渦を巻き、莫大なエネルギーを放出するのか、その環境をより深く理解するために、硬X線放射の「偏光」観測を実施しました。 X線偏光観測ミッションXL-Caliburは、2024年7月にスウェーデンからカナダへ向けた約6日間の長距離気球フライト中に、ブラックホールX線連星である「はくちょう座 X-1」を観測しました。XL-Caliburの観測により、「はくちょう座 X-1」から放射される15-60 keVのX線について、偏光情報(偏光度と偏光角)をこれまでよりも約20倍も高い感度で観測することに成功し、最も精密な制約を得ることができました。XL-Caliburの結果を、直径125 kmのブラックホールの中心から2000 km以内で明るく輝くプラズマ領域(コロナ)が、ブラックホールから数十億kmにわたって噴出する巨大なプラズマジェットと垂直方向に整列していることを示しています。この結果から、コロナは、伴星から奪った物質が渦状に落ち込む円盤に沿って、平べったい構造をしていることが明らかになりました。 今後は、改良した気球実験や人工衛星によるX線の偏光・測光・分光の観測結果、理論研究から、様々な質量のブラックホール(太陽質量の数倍から100億倍もの超巨大サイズ)において、ブラックホールに吸い込まれつつある物質が重力の影響をどのように受けているかが明らかにされ、中心に存在するブラックホールの特性(自転速度)やブラックホールが及ぼす相対論的な効果(時空のゆがみ)などの理解が進むと期待されます。 本ミッションでは、日本の研究者が装置の中核となるX線集光ミラーの製作・較正を担当しました。日本の技術力が国際観測の鍵を担った形となっています。   論文情報 【掲載誌】The Astrophysical Journal 【論文タイトル】XL-Calibur Polarimetry of Cyg X-1 Further Constrains the Origin of its Hard-state X-ray Emission 【著者】Hisamitsu Awaki, Matthew G. Baring, Richard Bose, Jacob Casey, Sohee Chun, Adrika Dasgupta, Pavel Galchenko, Ephraim Gau*, Kazuho Goya, Tomohiro Hakamata, Takayuki Hayashi, Scott Heatwole, Kun Hu*, Daiki Ishi, Manabu Ishida, Fabian Kislat, Mózsi Kiss*, Kassi Klepper, Henric Krawczynski, Haruki Kuramoto, Lindsey Lisalda, Yoshitomo Maeda, Hironori Matsumoto, Shravan Vengalil Menon, Aiko Miyamoto, Asca Miyamoto, Kaito Murakami, Takashi Okajima, Mark Pearce, Brian Rauch, Nicole Rodriguez Cavero, Kentaro Shirahama, Sean Spooner*, Hiromitsu Takahashi, Keisuke Tamura, Yuusuke Uchida, Kasun Wimalasena, Masato Yokota, Marina Yoshimoto *責任著者   【著者所属】 a 広島大学 大学院先進理工系科学研究科(高橋弘充, 呉屋和保, 横田雅人) b 大阪大学 大学院理学研究科(松本浩典, 袴田知宏, 倉本春希, 宮本愛子, 村上海都, 白濱健太郎) c JAXA宇宙科学研究所(石田学, 前田良知, 内田悠介, 伊師大貴, 宮本明日香) d 愛媛大学 大学院理工学研究科(粟木久光, 善本真梨那) 【DOI】https://doi.org/10.3847/1538-4357/ae0f1d 【論文公開日】2025年11月14日   背景 ブラックホールに降着し(降り積もり)吸い込まれる物質は、強い重力によって非常に高温に熱せられ(約1000万度)、X線で明るく輝いています。そのため、X線観測によって、ブラックホール近傍での降着物質の物理状態を明らかにすることができれば、中心に存在するブラックホール自身の物理量や、強い重力場における一般・特殊相対論的な効果も観測することができると期待されています。しかし、これまでの時間変動(測光)やエネルギー(分光)の観測だけでは、降着物質がどのような状態にあるのか長年にわたって議論が平行線をたどっていました(遠方にあるため画像では「点」にしか見えず、構造は調べられていません)。 偏光観測は、画像、時間変動、エネルギーの測定とは異なり、高エネルギー粒子が放射する光子の偏光(電場の振動方向が偏っている)情報から、物質から直接届いたのか、どこかで反射・散乱されてきたのかという幾何構造を推定することができます。電波や可視光では一般的な手法ですが、X線やガンマ線の帯域では技術的な困難から、これまでに硬X線の帯域で偏光情報を取得できたのは、我々が2016年に実施したPoGO+気球実験だけでした(ただし上限値で制限がかけられたのみ)。   研究成果の内容 2024年7月、日本チームを含む国際共同研究チームは、気球望遠鏡 XL-Calibur を用いた新たな観測により、ブラックホール周辺の極限的な環境を明らかにしました。このミッションは、米国ワシントン大学が主導し、日本からは広島大学、大阪大学、JAXA宇宙科学研究所、愛媛大学などの研究者が世界最大のX線集光ミラーを提供して中心的な役割を果たしています。 観測対象は、地球から約7,000光年の距離にあるはくちょう座X-1(Cyg X-1)。1964年に発見され、天の川銀河で最初に「ブラックホール」であると広く受け入れられたX線天体です。ブラックホールの質量は太陽の約21倍。ブラックホールの周囲には、落ち込む物質と噴き出す物質が以下の3つの構成要素を形成していると考えられています: 1. 降着円盤:近傍の恒星から奪った物質が円盤状に渦を巻いて落ち込む。 2. コロナプラズマ:降着円盤からの光にエネルギーを与えて、より高エネルギーにする高温プラズマ。 3. プラズマジェット(アウトフロー):ブラックホールの自転に伴う時空のねじれと強磁場により、一部の物質が極方向に高速で噴き出す流れ。 XL-Caliburの観測は、特にコロナプラズマ(2番目)の形状と位置、起源に強い制約を与えています。以前のPoGO+の観測では、硬X線の偏光が微弱(偏光度が8.6%以下)であることしか分かっていませんでしたが、今回のXL-Caliburでは感度が約20倍も向上したことにより、偏光度がおよそ5.0%であることが測定することができました。この結果、直径125 kmのブラックホールの中心から2000 km以内で明るく輝くコロナが、ブラックホールから数十億kmにわたって噴出する巨大なプラズマジェットと垂直方向に整列していることが分かりました。 従来の我々のPoGO+実験による観測結果では、コロナがブラックホール近傍100kmに局在するようなコンパクトな形状ではなく、広がって存在していることがだけが分かっていました。今回のXL-Calibur実験による観測結果から、広がったコロナの形状は円盤に沿った平べったい構造であることを明らかにすることができました。   今後の展開 この情報は、NASAの偏光衛星IXPE(2–8 keVの低いエネルギー)や、JAXAのXRISMなどの分光衛星、さらに最新のコンピュータシミュレーションと組み合わせることで、今後数年でブラックホールおよびその近傍におけるより精密な物理モデルが構築されると期待されています。XL-Caliburチームでは、次は南極からのフライトにより、他のブラックホールや強磁場の中性子星の偏光観測を目指しています。 国際協力で実現した気球実験XL-Calibur国際共同研究チームには、ワシントン大学、ニューハンプシャー大学、大阪大学、広島大学、JAXA宇宙科学研究所(ISAS)、スウェーデン王立工科大学(KTH)、NASAゴダード宇宙飛行センターおよびワロップス飛行施設など、計13機関以上が参加しています。ミッション代表はワシントン大学の Henric Krawczynski教授。   用語解説 注1)硬X線: X線とガンマ線の間のエネルギーをもつ電磁波。今回観測した硬X線のエネルギー帯は15–60 keV(可視光の約1.5万~6万倍のエネルギー)。 注2)偏光: 通常の光は色んな方向に電場が振動しています。人工的にはサングラス、自然界では水面での反射などにより、ある特定の方向のみに振動している状況を偏光した光と呼びます。 「偏光度」は偏光している光の割合、「偏光角」はその向きを表します。これらの測定により、ブラックホール近傍で超高温プラズマがどのような形状で暴力的に運動しているのかを知ることができます。また、同様の観測を中性子星や星雲のような他のX線天体に行うことで、宇宙で最も強力な磁場構造の形状を明らかにすることもできるのです。 注3)X線を北極圏の上空40km(地球の大気0.3%しかない上空)から観測 天体からのX線は、地球大気で吸収されてしまうため、宇宙(に近い上空)から観測をする必要があります。 研究チームは2024年7月、NASAの直径100mに膨らむ科学気球によって、XL-Caliburを上空40kmの成層圏まで上昇させ、大気の影響をほぼ受けない高度から天体観測を行いました。フライト時間は、スウェーデンからカナダにかけて5.5日間(7月9日から14日)。 人工衛星として打ち上げることができれば、より長い観測時間を得ることができますが、より高い信頼性・確実性が求められるため、世界初を目指す偏光観測のような野心的な検出器を載せるのは難しく、また開発期間も長くなってしまいます。我々は偏光観測に特化した気球実験として開発したことで、複数回のフライトを重ねることで検出器の性能を向上させ、最先端技術の利用しつつ、総重量2トンもの大型の検出器で観測することができました。これの結果が、低コストでありながら、他の人工衛星のミッションに先駆けて信頼性の高い硬X線の偏光観測へと実を結びました。 注4)「はくちょう座 X-1」(Cygnus X-1) 1964年に発見され、銀河系で初めて「本物のブラックホール」として広く認められた天体です。このブラックホールは伴星(超巨星)と密接に公転する連星系を形成しているため、ブラックホールX線連星と呼ばれます。もし我々が肉眼でCyg X-1を見ようとすれば、その見かけの大きさは月の幅の2千万分の1しかありません。したがって、直接像を撮れないほど小さな天体の形状を推定するには、従来の測光・分光観測に加え、今回新しく実現した偏光観測が非常に有効なのです。 注5)X線集光ミラー(日本製で世界最大) X線を集光するためには、金属表面での全反射や結晶間隔を利用したブラッグ反射が利用されます。(眼鏡のレンズは透過してしまうため使えない) 今回利用したミラーは、213枚のアルミニウムシェルにそれぞれ10〜140層の白金–炭素の二層膜をコーティングしたものです。硬X線は、炭素を透過して、白金と白金の間隔に応じたエネルギーがブラッグ反射して効率良く集光されます。   注1)硬X線 注2)偏光 注3)X線を北極圏の上空40km(地球の大気0.3%しかない上空)から観測(NASA) 左:可視光(Digitized Sky Survey)で観測した「はくちょう座X-1」。伴星の超巨星が青白く見える。右:「はくちょう座X-1」の想像図。https://chandra.harvard.edu/photo/2011/cygx1/左側の中心の暗い部分がブラックホール。右側の青白い星が伴星(超巨星)。赤い円盤が降着円盤。上下に伸びる構造がプラズマジェット。今回の研究対象のコロナプラズマはブラックホールのごく近傍に存在。 注5)X線集光ミラー(日本製で世界最大) 図1:2024年7月9日にスウェーデンから放球されたXL-Calibur(エックスエル-カリバー)気球(YouTube動画「NASA XL-CALIBUR Launch」 NASA XL-CALIBUR Launch) 図2:翌日(7月15日)に着陸場所を上空から確認した写真(NASA)。無事に気球ゴンドラの回収が済んでおり、次回の南極フライトに向けて準備を進めています。 図3:XL-Caliburによる観測結果。ブラックホール近傍の高温コロナによって放射される硬X線の偏光方向が、電波で観測されている巨大ジェット(白色)と向きが揃っている(平行)ことが分かりました。IXPE衛星による軟X線の観測結果がピンク。 図4:今回判明したコロナの想像図(断面図)。コロナは円盤に沿って平べったい形状をしている(ジェットとは垂直方向に広がっている)ことを明らかにすることができました。 図5:X線望遠鏡の仕組み◎名古屋大学U研X線グループ◎研究プロジェクト その他 本研究は、文部科学省科学研究費補助金(課題番号:19H01908, 19H05609, 20H00175, 20H00178, 21K13946, 22H01277, 23H00117, and 23H00128)による支援を受けたほか、JAXA小規模計画、SPring-8の支援も受けています。   【広島大学】ブラックホールに落ち込むプラズマの構造が明らかに!~NASAの気球に世界最大の日本製の望遠鏡を搭載~_2.pdf(2.08 MB) 掲載誌:The Astrophysical Journal 研究者ガイドブック(高橋 弘充 准教授)   【お問い合わせ先】 <研究に関すること> 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 准教授高橋 弘充(たかはし ひろみつ) TEL:082-424-7430FAX:082-424-0717 E-mail:hrtk@hiroshima-u.ac.jp   <広報に関すること> 広島大学広報室 Tel:082-424-3749 E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp   大阪大学理学研究科庶務係 TEL: 06-6850-5280 FAX06-6850-5288 E-mail:ri-syomu*office.osaka-u.ac.jp   愛媛大学総務部広報課 TEL:089-927-9022 E-mail:koho*stu.ehime-u.ac.jp   (*は半角@に置き換えてください)

    • 宇宙
    2025.11.18
    • 宇宙
    132億年前の銀河に超高温の星間塵 ~天の川の5倍の熱さ 猛烈な星形成で加熱~

    本研究成果のポイント 1,132億年前(宇宙誕生から6億年)の遠方銀河「Y1」は、観測史上最遠方の星間塵の検出例です。アルマ望遠鏡による観測から、塵の温度が絶対温度90ケルビン(摂氏マイナス180度)と測定され、他の遠方銀河より2〜3倍、天の川銀河より5倍も高温であることが判明しました。 2,銀河Y1では、天の川銀河の約180倍もの速さで星が形成されており、このような急速な星形成の結果、塵の温度が異常に加熱されている可能性が示されました。 3,この発見は、銀河の元素進化や星間塵の蓄積過程という長年の謎を解く手がかりとなります。     概要 宇宙誕生からわずか6億年後に存在した銀河「Y1」は、これまでに星間塵※1の光が検出された銀河の中で最遠方のものです。 今回、早稲田大学理工学術院の井上昭雄(いのうえあきお)教授、名古屋大学大学院理学研究科の田村陽一(たむらよういち)教授、筑波大学大学院数理物質科学研究科の橋本拓也(はしもとたくや)助教、広島大学宇宙科学センターの稲見華恵 (いなみはなえ) 准教授を含む国際研究チームは、南米チリのアルマ望遠鏡※2を用いて、Y1の星間塵の温度が絶対温度90ケルビン(摂氏マイナス180度)にも達することを明らかにしました。この温度は、これまでに測定された遠方銀河の星間塵の温度の2倍から3倍も高温であり、天の川銀河の星間塵の温度に比べると5倍も高温です。Y1は天の川銀河の約180倍という猛烈なペースで星を生み出しており、急速な銀河成長の最中にあると考えられます。今回の研究は、初期宇宙の銀河の中で元素や星間塵がどのように蓄積していくのかを理解する重要な手がかりとなります。 本研究成果は、国際学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」に2025年11月12日に公開されました。 論文名:A warm ultraluminous infrared galaxy just 600 million years after the big bang 最遠方の星間塵が検出された銀河Y1(丸で囲まれた赤い色の天体)。背景はジェームズウェッブ宇宙望遠鏡で取得された画像(赤外線の波長を擬似的にカラーで表現) Credit: NASA, ESA, CSA, STScI, J. Diego (Instituto de Física de Cantabria, Spain), J. D’Silva (U. Western Australia), A. Koekemoer (STScI), J. Summers & R. Windhorst (ASU), and H. Yan (U. Missouri)   キーワード 初期宇宙、最遠方銀河、銀河形成、星形成、星間塵、元素進化、アルマ望遠鏡、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡   (1)これまでの研究で分かっていたこと 宇宙が誕生して間もない時代には、星や銀河が現在とは異なる条件のもとで急速に形成されたと考えられています。しかし、その詳しい仕組みはまだ明らかではありません。これまでの観測から、遠方(=初期宇宙)の銀河にも塵(ちり)が存在することがわかっており、若い銀河にも関わらず大量の塵を含む例が報告されていました。元素や塵がある程度の量まで蓄積するには時間がかかるとする説もあり、「多すぎる塵の問題」として長年知られていました。   (2)新たに実現しようとしたこと、明らかになったこと 広島大学を含む国際研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて、約133億光年彼方にある銀河「Y1」(赤方偏移8.3)を観測しました。Y1は宇宙誕生からわずか6億年後に存在した非常に若い銀河であり、また、これまでに星間塵の光が検出された最遠方の銀河です。※3従来の電波望遠鏡と比べ、アルマ望遠鏡の大きな特色の一つである、短波長の電波観測機能を活用して、波長0.44ミリメートルの電波を観測したところ、Y1はこの波長で明るく輝いていることを発見しました。 その輝きは、銀河内の塵粒子が星の光で異常に加熱されていることを示しています。解析の結果、塵の温度は絶対温度約90ケルビン(摂氏マイナス180度)であることが判明しました。これは他の遠方銀河に比べて、2倍から3倍も高い温度です。また、天の川銀河の星間塵の温度と比べると約5倍もの極めて高い温度でした。 Y1では1年間に太陽180個分もの質量の星が生み出されており、私たちの天の川銀河(約1太陽質量/年)の180倍に相当します。このような激しい星形成は一時的な現象と考えられ、初期宇宙で銀河が急速に成長する仕組みを理解する上で重要な観測例です。まさに、Y1が「超高温の星工場」であることが明らかになりました。 さらに、この極めて高温の塵の存在は、他の若い銀河に見られる「多すぎる塵の問題」を説明する可能性を示唆します。実は、少量で高温の塵と、大量で低温の塵とは、波長1ミリメートルを超えるような電波では同じ程度の明るさで輝くため見分けがつきません。従来の観測はこのような長い波長の観測に限られていたため、それによって推定された塵の量は過大評価されてきた可能性があると分かりました。   (3)研究の波及効果や社会的影響 今回の成果は、初期宇宙における星形成と銀河進化の理解を大きく前進させるものです。「なぜ若い銀河に塵が多いのか」という長年の謎を解明する手がかりを与えるだけでなく、宇宙初期における元素や星間塵の蓄積過程の理解にもつながります。また、今回実施したような波長の短い電波の観測で正確に塵の温度を測定し、塵の総量を見直すことが今後重要になります。   (4)課題、今後の展望 今後さらに多くの遠方銀河を観測し、Y1のような超高温の塵がどれほど一般的に存在するのかを明らかにする予定です。また、アルマ望遠鏡の高解像度観測によって、銀河内部で星や塵がどのように分布しているのかを詳しく調べる計画です。これにより、初期宇宙で銀河がどのように成長し、多様な形へ進化していったのかが解明できると期待しています。   (5)研究者のコメント Y1の星間塵の温度が絶対温度90ケルビンという、これまでに見たことがない高い温度であることに驚きました。初期宇宙の銀河ではかなり特別なことが起こっているようです。これからもアルマ望遠鏡で宇宙の塵の観測を続け、銀河の誕生と成長の物語を解き明かしていきたいです。 (6)用語解説 ※1星間塵 炭素やケイ酸塩の固体微粒子。典型的なサイズは0.1マイクロメートルと推定されています。地球のような惑星の材料となります。   ※2アルマ望遠鏡 日本、米国、欧州の三者協力により、南米チリで建設、運用されている世界最大の電波望遠鏡。   ※3銀河Y1の星間塵の輝きは2019年に報告されました。現時点で正確に距離が測定された銀河のうち、星間塵の光が検出された最遠方の銀河です。発見当時のプレスリリースはこちらです。 https://alma-telescope.jp/news/press/macs0416-201903.html   (7)論文情報 雑誌名:Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 論文名:A warm ultraluminous infrared galaxy just 600 million years after the big bang 執筆者名(所属機関名):T. J. L. C. Bakx 1*、Laura Sommovigo2、Yoichi Tamura3、Renske Smit4、Andrea Ferrara5、Hiddo Algera6、Susanne Aalto1、Duncan Bossion7、Stefano Carniani5、Clarke Esmerian1、Masato Hagimoto3、Takuya Hashimoto8,9、Bunyo Hatsukade10,11,12、Edo Ibar13,14、Hanae Inami15、Akio K. Inoue16,17、Kirsten Knudsen1、Nicolas Laporte18、Ken Mawatari17,19、Juan Molina13,14、Gunnar Nyman20、Takashi Okamoto21、Andrea Pallottini5,22、W. M. C. Sameera1、Hideki Umehata3、Wouter Vlemmings1 and Naoki Yoshida12   *:責任著者 1:Chalmers University of Technology, Sweden 2:Flatiron Institute, USA 3:Nagoya University, Japan 4:Liverpool John Moores University, UK 5:Scuola Normale Superiore, Italy 6:Institute of Astronomy and Astrophysics, Academia Sinica, Taiwan 7:Institute of Physics of Rennes, France 8,9:University of Tsukuba, Japan 10:National Astronomical Observatory of Japan, Japan 11:The Graduate University for Advanced Studies, SOKENDAI ,Japan 12:University of Tokyo, Japan 13:Universidad de Valpara´ıso, Chile 14:Millenium Nucleus for Galaxies (MINGAL),Chile 15:Hiroshima University, Japan 16,17,19:Waseda University, Japan 18:Aix Marseille Universit´e, Japan 20:University of Gothen- burg, Sweden 21:Hokkaido University, Japan 22:Universit´a di Pisa, Italy 掲載日時:2025年11月12日 掲載URL:https://academic.oup.com/mnras/article/544/2/1502/8318242 DOI:https://doi.org/10.1093/mnras/staf1714   掲載誌:Monthly Notices of the Royal Astronomical Society     【お問い合わせ先】 <研究に関すること> 早稲田大学理工学術院教授井上昭雄 Tel:03-5286-3090E-mail:akinoue*aoni.waseda.jp   名古屋大学大学院理学研究科教授田村陽一 Tel:052-789-2846E-mail:ytamura*nagoya-u.jp   筑波大学大学院数理物質科学研究科 助教橋本拓也 Tel:029-853-4319E-mail:hashimoto.takuya.ga*u.tsukuba.ac.jp   広島大学宇宙科学センター 准教授稲見華恵 Tel:082-424-5765E-mail:hanae*hiroshima-u.ac.jp     <広報に関すること> 早稲田大学 広報室 Tel:03-3202-5454E-mail:koho*list.waseda.jp   名古屋大学 総務部広報課 Tel:052-558-9735E-mail:nu_research*t.mail.nagoya-u.ac.jp   筑波大学広報局 Tel:029-853-2040E-mail:kohositu*un.tsukuba.ac.jp   広島大学広報室 Tel:082-424-3749E-mail:koho*hiroshima-u.ac.jp   (*は半角@に置き換えてください)

    • 宇宙
    2026.03.03
    • 宇宙
    地球との通信に依存しない自律的な宇宙航法へ一歩 -超小型X線衛星NinjaSatによるX線パルサー航法の実証-

    概要 理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター宇宙放射線研究室の大田尚享大学院生リサーチ・アソシエイト(東京理科大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程)、開拓研究所玉川高エネルギー宇宙物理研究室の玉川徹主任研究員(仁科加速器科学研究センター宇宙放射線研究室室長)、京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻物理学第二分野の榎戸輝揚准教授、千葉大学ハドロン宇宙国際研究センターの岩切渉助教、広島大学大学院先進理工系科学研究科の武田朋志日本学術振興会特別研究員らの国際共同研究グループは、超小型X線衛星「ニンジャサット(NinjaSat)[1]」に搭載された超小型X線検出器が観測したパルサー[2]のX線パルス信号を用い、超小型X線検出器によるX線パルサー航法[3]を初めて実証しました。 本研究成果は、GPS[4]に依存しない宇宙航法を可能にする技術であり、太陽系外を含む遠方宇宙の探査や、GPSが利用できない環境下での自律的な宇宙航行への応用が期待されます。 今回、国際共同研究グループは、NinjaSatで観測されたX線パルス信号を利用することで、外部のナビゲーション支援を受けることなく、自身の位置を約30〜50kmの精度で特定できることを実証し、超小型X線検出器でもX線パルサー航法が実現できることを初めて示しました。 本研究は、科学雑誌『Journal of Astronomical Telescopes, Instruments, and Systems』オンライン版(2月17日付)に掲載されました。 パルサーから放射されるX線パルスを利用して測位を行うNinjaSat(想像図) ©RIKEN、NASA/CXC/SAO、気象庁(図を改変)   背景 人工衛星の位置決定には、地球周回軌道上に配置されたGPS衛星からの信号受信や、地上局との電波通信を利用した測位が一般的に用いられています。しかし、深宇宙[5]探査や通信遅延・途絶が生じる環境では、地球周回の測位インフラや地上局との通信が利用できないため、それらに依存しない自律航法が求められています。 強い磁場を持つ中性子星のパルサーは、高速で回転して周期的に電磁波(X線パルス)を放射します。放射される電磁波は極めて正確な周期のため、パルサーは「宇宙の灯台」とも呼ばれます。理論的に古くから知られているX線パルサー航法は、パルサーから放射されたX線パルスを利用した自律航法で、天体そのものを基準として位置を推定できます。各国の衛星注)などの観測により、X線パルサー航法に関する研究が進展しており、2019年には、初のX線パルサー航法実証衛星XPNAV-1が平均38kmの位置精度で測位したことが報告されました。 X線パルサー航法を、電力や設置場所の限られた宇宙探査で実用化するためには、小型かつ低消費電力な装置による実証が不可欠です。これまでの実証研究の多くは、大型衛星や高性能観測装置を用いたものであり、超小型のX線観測装置を用いた研究には課題が残されていました。 そこで、国際共同研究グループは、NinjaSatに搭載された超小型X線検出器を用い、X線パルサー航法の実証を試みました。NinjaSatは、10cm×20cm×30cm(6U、1Uは10cm×10cm×10cm)サイズに人工衛星として必要な機能が搭載されており、地上からの指令により天体のX線観測を行う、理研が開発したキューブサット[6]です。科学観測装置として、超小型(1Uサイズ)のX線検出器2台と、粒子線検出器2台が搭載されています。   注)主に、米国と中国の衛星や観測装置が、X線パルサー航法に挑んでいる。例えば米国のNICER(2017~)、RXTE(1995~2012)、中国のXPNAV-1(2016~)、POLAR(2016~2017)、Insight-HXMT(2017~)など。いずれもNinjaSatに比べると大型の装置である。   研究手法と成果 NinjaSatでは、数十ミリ秒以下の自転周期を持つ単独パルサーの中で最も明るく、小型の検出器でもX線パルスが検出しやすい「かにパルサー[7]」を通常の天体観測の一環として、繰り返し観測してきました。本研究では、衛星の軌道を推定する手法「SEPO法(Significance Enhancement of Pulse-profile with Orbit-dynamics)」を、NinjaSatで観測した「かにパルサー」のデータに適用しました。 「かにパルサー」から放射されるX線パルスは、約33.8ミリ秒の周期(1秒間に約30回転)で規則正しく繰り返されます(図1)。推定した衛星の軌道が真の軌道からずれていると、X線の到来時刻が不正確となり、このX線パルスの波形がわずかに崩れます。   図1 NinjaSatが観測した「かにパルサー」のX線パルス波形 中性子星「かにパルサー」が1回自転する約33.8ミリ秒の間に、X線の強いピーク(山)が二つ現れる。   本研究では、観測されたX線パルス波形の鋭敏さを定量的な指標として評価し、その指標が最大となるようにベイズ最適化[8]を行うことで、衛星軌道のパラメータを推定しました。 X線パルサー航法による衛星軌道の推定精度を評価するために、GPSによって得た高精度な位置情報と軌道推定結果とを比較しました。その結果、パルサーの視線方向において、いずれの観測時期においても実際の軌道からのずれが40km以内の位置精度であることを確認しました(図2)。   図2 推定軌道と実際の軌道との位置のずれの比較 初期の軌道情報だけを頼りにした位置推定(青)は、初めは正確に見えるものの、時間が経つにつれて少しずつずれが大きくなっていく。一方、X線パルサー航法による位置推定(赤)は、NinjaSatが「宇宙の灯台」であるパルサーを使って継続的に自身の位置を修正するため、時間が経ってもずれが増えず、長期間にわたって安定した軌道の推定ができていることを示している。   3次元の位置推定精度は、衛星の軌道面[9]とパルサーの位置関係に依存することも分かりました。衛星の軌道面が天体の方向に対して垂直に近くなると、位置を決める精度が最大370kmまで悪化する一方、それ以外の多くの期間では、27〜53kmの精度で位置を決定できることを示しました。   今後の期待 本研究では、超小型X線衛星NinjaSatに搭載した超小型X線検出器を用い、約1年にわたって複数回「かにパルサー」を観測しました。その結果、GPSなどの人工的な信号に依存することなく、宇宙空間における自身の位置を自律的に推定できることを実証しました。この成果は、GPSの届かない深宇宙探査や、何らかの理由でGPSが使えない状況下においても、天体そのものを基準とした新たな宇宙航法が可能であることを示すものです。 NinjaSatの測位精度は、地上におけるGPSの測位精度(数メートル程度)には及びません。しかし、太陽系内、ひいては星間空間へと続く広大な宇宙の中で自身の位置が30~50kmの精度で分かるのは驚くほど高性能ともいえます。今後は、観測対象となるパルサーの数を増やすとともに、解析手法の高度化を進めることで、衛星軌道の推定精度のさらなる向上が期待されます。将来的には、地球との通信に依存せず、天体のみを用いて航行可能な自律的宇宙探査の実現につながると考えられます。 NinjaSatには精度の良い時計が搭載されていないため、本研究では、正確な時刻情報のみGPSから取得しました。将来の完全自律航法の実現には、衛星に搭載された極めて高精度な時計が必要不可欠となります。例えば、日本の超小型宇宙探査機EQUULEUS(エクレウス)[10]には、約1.5cm四方の超小型原子時計が搭載された実績があります。将来的には光格子時計[11]のような究極の時計を搭載し、精度を上げることも期待できます。X線パルサー航法では、X線パルスの到来時刻を高精度に測定することが重要であり、超小型衛星においても高性能な時刻管理技術が鍵となります。   論文情報 <タイトル>In-orbit Demonstration of X-ray Pulsar Navigation with NinjaSat <著者名>Naoyuki Ota, et al.(the NinjaSat team) <雑誌>Journal of Astronomical Telescopes, Instruments, and Systems <DOI>10.1117/1.JATIS.12.1.018002   補足説明 [1] ニンジャサット(NinjaSat) 理研が中心となり開発した、超小型X線衛星(キューブサット([6]参照))。X線を出すブラックホールや中性子星の迅速な観測を目的とする。2023年11月に打ち上げられ、32個のX線天体を観測し、2025年9月に大気圏に再突入して運用を終了した。   [2] パルサー 超新星爆発後に残った超高密度の中性子星で、高速自転し、周期的に電磁波を放つ天体。自転軸と電磁波の放射軸のずれにより、灯台のような規則正しいパルスとして観測される。   [3] X線パルサー航法 一定周期でX線を放つ中性子星パルサー([2]参照)を宇宙の「灯台」として利用し、到達時刻のずれから位置を計算する航法。GPS([4]参照)に頼らず深宇宙([5]参照)でも自己位置推定ができるため、将来の宇宙探査で期待されている。   [4] GPS 人工衛星からの電波の到達時刻を利用して、地上や空中での位置・時刻を高精度に求める測位システム。GPSはGlobal Positioning Systemの略。GPSを含む全球測位衛星システムは、広くGNSS(Global Navigation Satellite System)と呼ばれている。   [5] 深宇宙 地球周辺を大きく離れ、惑星間空間から太陽系外縁へと広がる宇宙空間を指す。人類の宇宙探査が本格的に展開される、地球圏の外側の領域で、人工衛星や探査機が地上の支援を受けにくくなる。   [6] キューブサット 10cm×10cm×10cmを一つのユニット(1U)とした、超小型衛星の規格の一つ。ここ10年ほど、世界的に宇宙の商業利用が進んだことで、キューブサット規格の地球観測衛星や通信衛星などが、安価に大量に打ち上げられている。   [7] かにパルサー 西暦1054年に爆発した星の残骸(かに星雲)中に存在する、高速回転する中性子星。電波からガンマ線まで、あらゆる波長の電磁波で輝いている。放射が安定していることから、標準光源として用いられることが多い。1秒間に約30回転していることが知られている。   [8] ベイズ最適化 実験や計算にコストがかかる問題で、限られた試行結果から全体の傾向を推定しつつ最適な条件を探す方法。これまでの試行結果を基に「よさそうな点」と「まだ分かっていない点」を考慮して次の試行を決めるため、少ない回数で効率よく最適化できる。   [9] 衛星の軌道面 地球中心と衛星の軌道を含む仮想的な平面のこと。この平面の向きによって、衛星が地球上のどの地域をどのように通過するかが決まる。NinjaSatは南極と北極の付近を通る、太陽同期軌道に投入されていた。   [10] 超小型宇宙探査機EQUULEUS(エクレウス) 日本が開発した6Uキューブサットで、月―地球系ラグランジュ点(地球と月とともに太陽の周りを回りながら、相対的に同じ場所にとどまれる点)近傍での深宇宙航行技術を実証する探査機。低推力軌道制御や月周辺プラズマ観測を行い、超小型探査機による月・深宇宙探査の実現性を検証した。   [11] 光格子時計 レーザーで原子を動かないように固定し、その性質を使って時間を測る非常に正確な時計。300億年に1秒以下のずれしか起きないほど高精度。   関連情報 • NinjaSat web page: https://cosmic.riken.jp/ninjasat/ • NinjaSat X(旧Twitter): https://twitter.com/ninjasat_xray   国際共同研究グループ 理化学研究所 仁科加速器科学研究センター宇宙放射線研究室 大学院生リサーチ・アソシエイト 大田尚享(オオタ・ナオユキ) (東京理科大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程3年) 開拓研究所玉川高エネルギー宇宙物理研究室 主任研究員 玉川徹(タマガワ・トオル) (理研仁科加速器科学研究センター宇宙放射線研究室 室長)   京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻物理学第二分野 准教授 榎戸輝揚(エノト・テルアキ) (理研光量子工学研究センター中性子ビーム技術開発チーム客員主管研究員)   千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター 助教 岩切渉(イワキリ・ワタル)   広島大学大学院先進理工系科学研究科 日本学術振興会特別研究員 武田朋志(タケダ・トモシ)   〇上記の以外の参加者   理化学研究所:北口貴雄、加藤陽(研究当時)、三原建弘、谷口絢太郎(研究当時)   広島大学:高橋弘充   東京理科大学:吉田勇登(研究当時)、林昇輝(研究当時)、渡部蒼汰、重城新大、青山有未来、高橋拓也、岩田智子、山﨑楓、土屋草馬、中野遥介、内山慶祐、周圓輝(研究当時)   立教大学:一番ヶ瀬麻由   芝浦工業大学:佐藤宏樹(研究当時)   東京都立大学:沼澤正樹   彰化師範大:胡欽評(Chin-Ping Hu)   大阪大学:小高裕和   宇宙航空研究開発機構(JAXA):丹波翼   研究支援 本研究は、RIKEN Pioneering Project 「最先端の宇宙利用技術でつなぐ宇宙における基礎科学(2025~2029、研究代表者:玉川徹)」による助成を受けて行われました。   発表者コメント NinjaSatは天文観測のために開発された超小型X線衛星ですが、それを応用することで、GPSなしで本当に自分の位置を知ることができたのは驚きでした。人工の星ではなく、本物の星が深宇宙における道を教えてくれる、SFのような世界が到来することを夢見ています。(玉川徹)   報道発表資料(583.15 KB) 掲載ジャーナル:Journal of Astronomical Telescopes, Instruments, and Systems   【お問い合わせ先】 <発表者>※研究内容については発表者にお問い合わせください。 理化学研究所 仁科加速器科学研究センター宇宙放射線研究室 大学院生リサーチ・アソシエイト 大田尚享(オオタ・ナオユキ) (東京理科大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程) 開拓研究所玉川高エネルギー宇宙物理研究室 主任研究員 玉川徹(タマガワ・トオル) (理研仁科加速器科学研究センター宇宙放射線研究室室長)   京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻物理学第二分野 准教授 榎戸輝揚(エノト・テルアキ)   千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター 助教 岩切渉(イワキリ・ワタル)   広島大学大学院先進理工系科学研究科 日本学術振興会特別研究員 武田朋志(タケダ・トモシ)   <機関窓口> 理化学研究所広報部報道担当 Tel: 050-3495-0247 Email: ex-press*ml.riken.jp   学校法人東京理科大学経営企画部広報課 〒162-8601 東京都新宿区神楽坂1-3 Tel: 03-5228-8107 Email: koho*admin.tus.ac.jp   京都大学広報室国際広報班 Tel: 075-753-5729Fax: 075-753-2094 Email: comms*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp   千葉大学広報室 Tel: 043-290-2018 Email: koho-press*chiba-u.jp   広島大学広報室 Tel: 082-424-3749 Email: koho*office.hiroshima-u.ac.jp 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