災害復旧のための急速展開橋モバイルブリッジ®の研究開発

アピールポイント

  • インフラの早期復旧システム
  • 新しい橋システムでの人手不足解消
  • 安全なモジュール構造による仮橋の超迅速復旧
研究者のねらい
近年、集中豪雨や地震などの自然災害が多発しており、それに伴って道路や橋梁などのライフラインが崩壊する事例が急増している。我が国は災害が多発する国土であり、それに備えたツールが必要である。しかしながら、人手不足を背景に復旧工事の長期化、復旧コストの増加、作業安全性の低下など課題が多い。現場作業を極力減少し、施工安全性の確保と橋梁流出時のポスト災害に備えた、超迅速架橋を可能とする「架け橋」の実現のため、オリガミ研究から創業した「モバイルブリッジ™」によって安心できる社会インフラを研究開発している。

 
研究内容
シザーズ構造は宇宙構造・建築分野で活用される展開構造体の一種である。スマート構造を実現するための数理的構造設計で、迅速展開できる最適な構造物およびシザーズ展開の構造解析を研究中である。
シザーズ構造を活用し、仮設橋(モバイルブリッジ)を片持ち状態で折紙のように展開し、対岸の反力を得て負荷を減らす。また、性能に応じて補強弦材を取り付け、高強度化も研究中である。

 
特許
国際出願番号 PCT/JP2014/003252、特許番号 6068681「シザーズ式伸縮構造」

 
論文
Y. Chikahiro, I. Ario* et al.,
Experimental and numerical study of full-scale scissor type bridge,
Automation in Construction, 71 (2016), pp.171–180,
doi: 10.1016/j.autcon.2016.05.007

動画

 
研究者
有尾 一郎 (Ario Ichiro)
広島大学
大学院先進理工系科学研究科
助教