グローバル化や科学技術の進歩、気候変動の進展等に伴い、様々な社会的課題が顕著化しています。複雑で深刻な社会問題に対して、多方面からSDGsの達成に取り組むことがますます重要になっています。広島大学は「自由で平和な一つの大学」という建学の精神に基づき、「持続可能な発展を導く科学」の創生を目指した活動を展開し、大学の責務を果たしていこうとしています。すなわち、SDGsの実現に向けて、世界の知をリードするとともに、イノベーションを創出する知と人材の集積拠点を形成してまいります。
本事業本部は、広島大学が有する高水準の研究・技術の事業化を通して、新たな価値の創造に貢献するとともに、地方創生を牽引する核としての役割を果たしてまいります。企業の皆様の研究・開発のパートナーとして真摯に課題に取り組んでまいりますので、ご協力およびご支援のほどよろしくお願いいたします。
HOIPでは、既存の産学連携担当部署とも密接に連携しながら企業の視点に立った共同研究の企画提案を行い、専門的な人材による集中管理体制のもとで国際市場への展開を視野に入れたプロジェクト運営を行います。
技術シーズの事業化のための実効的な支援を行うため、HOIPメンバーは各業界の知識だけではなく以下のような知見を有しています。
(1)海外を含む事業経営や新事業立ち上げの経験
(2)産学連携特有の課題およびその対処方法に関する見識
(3)政府機関および地元自治体とのネットワーク
(4)知財・法務・金融等専門分野の知識
楽天(株)EC事業責任者を経て、デジタル領域のスタートアップ企業に共同創業者/取締役COOとして参画。その後、技術商社㈱マクニカでは投資を伴う新規事業開発に従事。
デジタル業界での豊富な事業開発経験と幅広いネットワークを有する。
日本産業パートナーズ㈱(PEファンド)にて大企業のノンコア事業カーブアウト投資案件に多数関与。東証上場の電子部品メーカーをはじめ取締役として経営参画経験多。
日本興業銀行(現みずほFG)でロンドン勤務を含め21年間、国内外事業金融に従事した後、大手PEファンド、広島県の官民ファンド社長を経て、現在は人材紹介、FAを主業とするコンサルタント会社トライウィンズ代表取締役社長。
シリコンバレーにてCorporate Venture Managerとして、日本への技術提携及び移転案件、スタートアップのDDに従事。海外生活のべ三十年の後2016年に帰国。現在は途上国に対する薬、ワクチン、診断薬の開発に対する官民ファンドの投資戦略部門のシニアディレクター。
Devang Thakor is the founder and president of Anioplex, LLC, a global strategic, business, and technical advisory firm in Silicon Valley. He works closely with startups, multinational corporations, venture capital firms, and universities to deploy groundbreaking technologies. He previously developed gene therapy, stem cell, and biomaterial technologies at Harvard Medical School, Kyoto University, and UCLA.
2020年6月よりEAファーマ㈱取締役専務執行役員。味の素㈱にて長年研究職に従事。その間、国内外の大学、企業との連携やオープンイノベーションの経験豊富。
マツダ㈱にてエンジンの研究開発に約30年間にわたり従事。
広島大学に出向後は、6年間で同社からの共同研究金額の増嵩に貢献。
産学官の連携組織である「ひろしま自動車産学官連携推進会議」の立ち上げに関与した。
大手自動車メーカーで戦略企画・商品企画に約10年間にわたり従事。幅広い領域で0から1を生み出すプロジェクトを多数経験。ビジュアルを活用した情報整理が得意。
企業勤務を経て、1995年に米国にてビジネス・インキュベーション業で起業し、日米にて会社を経営。1996年、機械製造スタートアップに経営参加し、新規事業を立上げグローバルに産学・産産連携を進め、2007年に東証マザーズに上場。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のシニアフェロー。元㈱デンソー欧州社長兼CTO。欧米滞在歴長く、特にドイツの自動車業界における産学連携やオープンイノベーションの実情を知悉。
広島県庁で,官民ファンド設立などイノベーション推進施策,産学官連携促進施策等を担当。広島大学では,内閣府地方大学・地域産業創生交付金事業等を担当。科学技術・学術審議会 産業連携・地域支援部会 地域科学技術イノベーション推進委員(第9期,第10期)。
ゴールドマン・サックス証券投資銀行勤務を経て、米州開発銀行にてプロジェクト・ファイナンスを中心に15 年間勤務。
現在は、IMPACT ACCESSを立上げ、オープンイノベーション・デザイン思考・海外事業経験を活かした新規事業戦略支援・企画事業運営。東京大学『Beyond AI連携事業』及び東海東京フィナンシャル・ホールディングス『中部オープンイノベーションカレッジ』の各ディレクター。東京大学未来ビジョンセンター客員研究員。
国内製薬企業において創薬研究(基礎/開発研究、低分子/抗体医薬)に約16年従事。専門は免疫・アレルギー・癌。米国Johns Hopkins大学、台湾國家衛生研究院等の海外機関で研究・コンソーシアムに参画後、2018年より広島大学産学官連携コーディネーター。
東京大学、長岡技術大学、土木研究所(旧建設省)、香川大学を経て、2004年10月から広島大学大学院工学研究科教授。河川工学を専門分野とし、豪雨災害の軽減に向けた教育・研究・社会活動を実施。工学研究科長・工学部長を経て、2019年度から広島大学の産学連携活動を統括。
三菱重工業㈱にて、入社以来研究開発に従事し、技術本部広島研究所長に就任。
広島大学では、14年間産学連携活動を行い、産学・地域連携センター長として多数の大型共同研究を組成。