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次世代の革新的な教育デザイン

研究テーマ

  • 来るべき社会を先取りし、社会をリードする創造的な教育活動・教育環境をデザインする

研究内容

研究の背景

広島大学教育ヴィジョン研究センター(Educational Vision research Institute、略称「EVRI」)は、2017年、次世代の革新的な教育デザインの提案を使命とした研究拠点として設立されました。EVRIは、”By EVRI, For Everyone(=すべての子ども、すべての学習者、すべてのひと)のための教育の実現をめざす)”を合言葉に、教育学・教科教育学・心理学の諸領域の教員が連携し、理論・政策・実践・環境の組み合わせで旧来の規範にとらわれない革新的な教育の在り方を提案してまいります。

 

社会実装のイメージ・企業との連携

  • ① 教育カリキュラム・教材の開発及び教員育成の支援
  •  地域や場の特性に合わせた教育カリキュラムをデザインし、そのカリキュラムを実施するための教科書開発や教育者の育成を支援します。
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      • 【事例】カンボジアカリキュラム・教科書開発支援プロジェクト
      •  カンボジアの社会科教育のカリキュラム・ 教科書開発を支援。一方的にあるべき姿を提示するのではなく、現地教員自身が主体となり、それらを開発できるようにする研修をデザインし、カンボジアの文脈に沿った教育カリキュラム・教科書開発・人材育成のための教育体制を整えました。
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  • ② IoTを活用した教育コンテンツ及び教育プログラムのデザイン
  •  子供たちが探究的に学べるようなデジタルコンテンツや、そのデジタルコンテンツを有効活用した教育プログラムをデザインします。
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      • 【事例1】「東広島市地域学習用デジタルコンテンツ-のん太の学び場-」開発プロジェクト
      •  子どもの地域学習で、保護者や地域の人と一緒に活用できるインターネット・アーカイブ「のん太の学び場」を東広島市立図書館と共同で作成。コンテンツを単純に並べるだけではなく、探究的に学べるような学習課題や資料が豊富に織り込まれています。また、コンテンツを活用したオンライン/オフラインでの学習講座も開催し効果的な学習を支援しています。
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        • 【事例2】広域交流型オンライン社会科地域学習
        •  2021年度から、東広島市教育委員会と連携して、市内複数の小学校をオンラインで結んだ広域交流型オンライン社会科地域学習を開始しました。GIGAスクール構想の推進によって実現した子どもたちの「1人1台」端末と学校のICT環境を活用して、市内各地からの中継を交えながら、東広島市の地理・歴史・政治・経済・文化などについて対話的・双方向的に学びます。さらに、この学びを広島大学の教員と大学院生がコーディネートします。
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  • ③ 平和学習プログラムの提案
  •  長年培ってきた平和教育のノウハウを活用し、目的に応じた平和学習プログラムを提案します。
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      • 【事例1】 Peace Education and Lesson Study for Teacher Educator(PELSTE)
      •  世界拠点大学の教師教育者を対象とした、“教師教育の場で『平和』の意味と『授業研究』の方法をどのように教えるか”を議論することを目的とした平和学習プログラムを企画・実行しました。若手からベテランまで多様なキャリアを持つ研究者と一緒に、あらゆる観点から平和学習の授業の在り方・進め方を検討することができました。
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      • 【事例2】広島の教育資源(平和)を活用した国際協働型プロジェクト学習のプログラム開発
      •  広島県内の高校生約20名と、海外4ヶ国のパートナースクールの生徒約20名が「2030年のより良い未来」の実現のための様々な社会的な提言・発信を行うためのワークショップを企画・実行しました。参加者は、自分たちの平和観を根底から問い直し、再構築し、それを同僚や専門家に提言することができました。
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  • ④  学びへの興味を促すサービス・コンテンツ開発の支援_
  •  子供の知的好奇心を刺激し、新しい知識を創造・創成するサービスやコンテンツ開発の支援を行います。
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      • 【事例】「橋」をテーマとした、呉地域版〈おもしろ数学カレンダー 〉の作成
      •  地域を機能的にも造形的にも形作っている「橋」に注目して、さらに数学というテイスト(すなわち数・形・つながり の視点)を加え,従来の観光資料にはない,新たな観光資料(兼 教材・パンフレット)を作成しました。
        学校で身に付けるような算数・数学の目で橋の造形や機能を捉える特徴を持たせることで、身近なものを通じて数学に親しんでもらうきかっけとなりました。また、住民の方々が日常的に触れることのできるカレンダーという媒体を通して、地域のことを新たな視点で知ることができ,またその点から地域活性化に貢献することができました。
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想定される市場・製品・産業分野

  • ● 教育サービス(非学習塾)
  • ● 知育教材開発
  • ● 通信教育/出版
  • ● 企業研修サービス
  • ●トラベルエージェント

 

 

研究者からのメッセージ

EVRIは次世代の教育をデザインし、新たな社会と学びのカタチを提案・構築するため、共同事業、共同研究、受託研究および講演等をお引き受けいたします。課題をお話しいただければ,複数のソリューションをご提案することもできます 。

詳細な取り組みについてはこちら↓

 

上述の内容に関心のある方は、以下の窓口にお問い合わせください。

 

CONTACT

お問い合わせ

企業の産学連携とオープンイノベーションの課題を解消します。
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草原 和博

Kazuhiro Kusahara

大学院人間社会科学研究科 教授
広島大学教育ヴィジョン研究センター センター長・拠点リーダー

広島大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。
兵庫教育大学助手、鳴門教育大学講師・助教授・准教授を経て、2009年より広島大学大学院准教授。2014年より教授。
専門は教科教育学・社会科教育学。世界各国の教育言説やカリキュラムを比較考察し、民主主義社会における市民・国民形成のあり方や社会科教育の思想を解明している。
また教師の意思決定メカニズムを分析したり、新コンセプトの教科書・指導案,教師教育プログラム等の開発に従事し、その成果に基づいた教師の養成・研修に取り組んでいる。