研究者紹介

澤井 努

澤井 努

TSUTOMU SAWAI

広島大学
大学院人間社会科学研究科
特定教授

最近の研究関心は、先端科学技術(初期発生技術、オルガノイド技術、ゲノム編集技術、AI技術など)が提起する生命倫理問題と、「経験的生命倫理学」(理論的な分析と経験的なデータを用いた分析を統合することによって規範的な結論を導く実践的な学問分野)の方法論です。 前者に関しては、従来の生命倫理議論のメタ分析や哲学的考察のような理論研究に取り組んでいます。後者に関しては、様々な生命倫理問題に対して、哲学的に妥当であるだけでなく、社会の規範に照らしても受け入れられる答えを導くための新たな研究方法論を探究しています。 先端科学技術がどの程度、倫理的に認められるのかを明らかにすることは、社会にとっても緊急性の高い課題です。こうした取組みを通して、研究や臨床応用を進めていく際の倫理的な枠組みの提示、また新たな科学技術の倫理の創出を目指します。