コレステロール制御による繊毛病治療

研究テーマ

  • 繊毛コレステロールの生理機能の解明とその破綻による繊毛病発症機構の解明
  • 繊毛コレステロール輸送における標的分子の同定
  • 繊毛病・がんを標的にした治療薬開発の基盤整備

研究内容

  • ●コレステロール制御による繊毛病治療という新概念を提唱
  • ●病因・病態不明なオーファン繊毛病は現在約130あり、繊毛コレステロール制御は広範な疾患に対して有用な創薬アプローチとなる可能性がある
  • ●繊毛コレステロールは多発性嚢胞腎の創薬標的
  • ●繊毛コレステロール制御剤探索に向けたスクリーニング・カスケードを確立

 

目標・狙い

繊毛コレステロールの生理機能と関連疾患の発症機構を解明し、「繊毛病」や「がん」に対する治療薬開発の基盤整備を目指す

 

想定される市場・製品・産業分野

  • ●繊毛病(多発性嚢胞腎や網膜色素変性症など)
  • ●がん

 

概要

  • ●これまで独立に研究が進んでいた疾患群を一連の繊毛コレステロール機能不全症として捉え直し、繊毛コレステロール制御による繊毛病治療という新概念を提唱
  • ●病因・病態が未解明な繊毛病は現在約130存在し、繊毛コレステロール制御は、広範な疾患に対して有用な創薬アプローチとなりうる
  • ●細胞内コレステロール輸送経路を構成するペルオキシソームの形成異常症(Zellweger症候群)は腎嚢胞や網膜色素変性症といった繊毛病スペクトラムを呈す。これまでに、コレステロールによる繊毛機能制御を介した細胞外シグナル受容機構の存在を明らかにした

 

アピールポイント

  • ●ゲノム編集技術により繊毛病モデル細胞ライブラリーを樹立済み
  • ●繊毛コレステロール輸送における標的候補分子を同定済み
  • ●繊毛コレステロール制御剤探索に向けたスクリーニング・カスケードを構築済み
  • ●微細局在解析等で使用する機器は、全て広島大学の管理のもと使用可能で、繊毛病発症機構の研究を先駆的かつ強力に推進できる研究環境がある

 

特許

  • ●特許6246258: DNA結合ドメインを含むポリペプチド

 

論文

  • ●Tatsuo Miyamoto et al. “Insufficiency of ciliary cholesterol in hereditary Zellweger syndrome.” The EMBO journal vol. 39,12 (2020): e103499. doi:10.15252/embj.2019103499
  • ●Tatsuo Miyamoto and Shinya Matsuura. “Ciliopathy in PCS (MVA) syndrome.” Oncotarget vol. 6,28 (2015): 24582-3. doi:10.18632/ 5244

 

連携企業に求めること

  • ●繊毛コレステロールを制御する化合物探索での協働
  • ●外部資金獲得に向け協働できる企業との共同研究など

 

イベント出展

  • ●名称:BioJapan / 再生医療 JAPAN / healthTECH JAPAN 202
  • ●会期:2020年10月14日(水)~16日(金)
  • ●会場:パシフィコ横浜

 

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宮本 達雄

TATSUO MIYAMOTO

広島大学 原爆放射線医科学研究所
放射線ゲノム疾患研究分野 准教授

2007年3月 京都大学大学院 医学研究科 修了、博士(医学)。
日本学術振興会特別研究員等を経て、2008年8月広島大学 原爆放射線医科学研究所 助教、2013年12月 同 講師、2018年8月より現職。