SERVICE & PROGRAM

サービスとプログラム

コベルコ建機株式会社様

産学連携のポイント

1.2018年4月に広島大学内に「コベルコ建機夢源力共創研究所」を設立

2.社会実装を目指した研究だけでなく、学術的な研究成果を目指す方針を共有。

3.研究成果の社会実装を推進する研究者のインセンティブ制度を新しく導入

4.広大なキャンパスを持つ広島大学のメリットを活用し、2019年1月に学内に実機試験場を整備した。

連携の背景

2007年の共同研究開始以来、2015年に共同研究講座を開設し、2016年に包括的研究協力協定を締結した。連携を深めるの中で信頼感を醸成し、組織的目標を共有するに至ったことが奏功し、「コベルコ建機夢源力共創研究所」設立に至った。

連携の経緯と内容

2018年4月にコベルコ建機㈱は「コベルコ建機夢源力共創研究所」を大学内に設立。これは企業の研究所を広島大学のキャンパス内に設置するもの。広島大学では初の事例。

コベルコ建機の研究ニーズに応じて、広島大学が適した研究者を紹介し、さらに広島大学以外の研究者も参画を可能とする体制を構築した。

共同研究の研究テーマ毎に柔軟に目標設定・進捗管理を行うことで、コベルコ建機の目標と大学が求めるアカデミックな成果の達成の両立が可能となるよう工夫している。

共創研究所では、新技術を現場で実際に活用することを重視した新しい知財制度を導入した。新制度では、コベルコ建機が知財を実施した際に「共同研究に関連する研究のインセンティブ」と「大学によるイノベーション推進経費」の両方を含むInnovation Incentive Feeを広島大学に支払う。また、研究成果の社会実装の推進を図る狙いから、コベルコ建機から広島大学への出向者も企業在籍時と同じ実施報酬を得られるものとした。

さらに、実践的な研究を行うために、2019年1月に広島大学東広島キャンパスに油圧ショベル等の操作ができる実証試験場を整備した。

学内における認知度の向上と優秀な人材の獲得のため、コベルコ建機夢源力共創研究所のロゴ作成などでブランディングにも取り組んでいる。

成果と今後の方針

コベルコ建機株式会社
企画本部 新事業推進部 
新事業企画グループ長
田中精一様

共創研究所の設立以来、広島大学様との共同研究講座、共同研究の件数、また論文等学術成果も増加し、研究成果の社会実装も順調に進んできており、弊社から広島大学への期待もますます高まっています。

今後も、労働人口不足や熟練作業者の減少等の社会課題を解決することにより持続可能な社会の構築を目指し、創造性に富んだ先進的かつ卓越した研究成果を創出するため、広島大学との連携を一層強化していきたいと思っています。また、共創研究所に関与することで、両者の「人が育つ」ことを重視しており、引き続き、この点には拘っていきたいと考えています。